石油業界の展望

おはようございます。

 

ガソリンスタンドを閉店して早くも一カ月以上が経過しました。

 

近隣のガソリンスタンドの価格を見ていると、

元々当店よりも高い価格設定だったのか

当店が二店舗もなくなって強気になったのか

どちらかは今となっては分かりませんが、

当店が最後に営業していた時期の価格よりも

かなりの高い価格で販売しているようです。

(まぁ原油価格の変動もあると思うので一概には言えませんが・・・)

 

昔とは違い利益率の低い商売である石油業界ですので、

1円でも高く売りたいのが本音でしょうね。

 

 最近聞いた話なのですが

年内に市内のとある店舗が閉店するかもしれないとの噂があるようです。

 

市内は古くからあるガソリンスタンドが多いので、

地下タンクの40年問題や収益悪化などが要因で

閉店時期を考えるタイミングのスタンドが多いと思います。

 

地方・日本・世界。

どの視点で考えても

ガソリンスタンドを取り巻く環境は

決して明るい展望は持てそうにないのが現実だと思いますね。

 

電気自動車・ハイブリッド車が主流になる流れは止められない上に

地方では高齢者の免許返納の増加や若者の地元離れ

自動車の保有台数の減少など

ガソリンスタンドにとっては圧倒的に不利な材料ばかりです。

この状況で販売数量による収益増加は見込めないので、

選択肢としては販売価格を上げるしかないのです。

 

石油元売りはガソリン販売での収益率の低さを

洗車やオイル交換などのサービスでの収益アップを推進してきます。

しかしここ最近の人材不足により

そういったサービスすら手が回らないのが現状の様です。

 

当店もそうでしたが、

ずっと求人票を出していたのですが全く応募がなかったです。

この業界に魅力や将来性を感じないのは当然なので仕方ないですが・・・。

 

今後どのような市場環境になるかわかりませんが

注意深く見守りたいと思います。